日本のサラリーマンの年収は、この20年あまりですべての所得層において約100万円もダウンしています。ですから、日々の家計をやりくりしても給料日前の月末は決まって、ピンチになる家庭は案外多いのです。

買い物

家計がピンチの時、私たちが頼りにするのは担保・保証人なしで使える、いわゆるキャッシングサービスです。しかしながら、この分野のサービスは統廃合が進み、その住み分けはずいぶんと曖昧(あいまい)なものになってしまいました。

私たちは、短期で10万程度のキャッシングをする場合に、結局どこで借りるのがいちばん賢いのか? ということがわかりづらくなっているのです。

いままでのキャッシングの定番は?

ひと昔前の低利の無担保ローンといえば銀行のフリーローン(多目的ローン)でした。

その次にお得だったのが銀行系消費者金融です。モビットやアットローン(現プロミス)、東京三菱キャッシュワン(現アコム)などです。当時の金利は15.0~18.0%で、銀行系ではないですが、信販系クレジットカードのジャックスカードも同じくらいの利率(18.0%)だったといいます。

流通系クレジットカードのイオンカードはその当時、金利19.8%~25.6%で貸付を行っていました。セゾンカードやマルイカードの金利はさらに高く24%~27%です。

金利が高くて返済が進まない

ところで、合法的な金融サービスを行っていた当時の業者のなかで、もっとも高利で貸付を行っていたのはどこだかご存じですか? 当時を知る、おそらく大多数の方がCMでお馴染みの消費者金融だと思っているかもしれませんが、それは間違いです。

キャッシングの金利がいちばん高かったのは、アメリカンエクスプレスカード、JCB、三井住友カードやUCカードなどの銀行系クレジットカードでした。その金利は出資法(出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律)の上限すれすれ27.8%~29.2%です。

意外なことに業界大手だったアイフルや武富士、アコム、プロミスなどの消費者金融の金利はそれより低めの25.5%~27.3%だったのです。

その後、平成22年6月に改正貸金業法が完全施行されて出資法の上限金利が最高20.0%(29.2% ⇒ 20.0%)まで引き下げになりました。これが、いわゆるグレーゾーン金利の撤廃と呼ばれているものです。

これからのキャッシングの定番は?

ここからが本題です。

私たちが今すぐお金を借りる場合、どこを利用するのが最も賢いのでしょうか。

結論を出すには、主要な銀行や消費者金融、クレジットカード会社などの金融商品の実質年率と支払い利息を比較してみる必要がありそうです。

短期のキャッシングで有利な借り入れ先を比較

無利息期間のあるローン

まず短期の借り入れ先で最も有利なのは、一定期間無利息のローンです。

そもそもの金利が0.00%なのですから、当然のことながら支払う利息も0円になります。

一定期間無利息サービスの取り扱いがある会社
プロミス初回のみ、1回目の利用から30日間無利息。
アコム初回のみ、契約日の翌日から30日間無利息。
レイク初回のみ、契約日の翌日から30日間無利息。
ノーローン借入日から数えて7日間無利息。完済すれば、翌月も7日間無利息。

※プロミスの30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。

期間限定ではあるものの、金利の低さでみると一番お得といえます。

無利息期間で選ぶなら三菱UFJフィナンシャルグループ「アコム」とSMBCコンシューマーファイナンス「プロミス」がおすすめです。

「アコム」の公式サイトで詳細を確認 「プロミス」の公式サイトで詳細を確認

銀行の無担保ローン

一昔前の低利無担保ローンの定番といえば、銀行の無担保ローンでした。

例として、いくつか大手の銀行の無担保ローン(フリーローン・多目的ローン)をピックアップしてみました。

フリーローン(多目的ローン)の取り扱いがある大手銀行
銀行名商品名実質年率
三菱東京UFJ銀行ネットDE多目的ローン5.475%
みずほ銀行みずほ銀行多目的ローン5.875~6.0%
三井住友銀行フリーローン5.975%
りそな銀行りそなフリーローン6.975%
住信SBIネット銀行Mr.フリーローン4.975%

銀行の無担保ローンはやはり、いまでも優秀です。どれも金利は4~6%台となっています。仮に、みずほ銀行の「みずほ銀行 多目的ローン」で10万円借りて翌日返済した場合、払う利息は16円です。りそな銀行の「りそなフリーローン」だと、払う利息は19円になります。

しかしながら銀行の無担保ローンは、見積書や契約書等で使いみちを事前に申告する必要があります。つまり、家賃や生活費の補てんには使えないのです。しかも、借入時や一部繰上返済、期限前完済に手数料をとる場合があるので、短期で借入を検討している方にとってはお得とは言えません。

※繰り上げ返済手数料は数千円から万単位でかかるため、意外と無視できない金額になります。

マイホーム

銀行のフリーローン(多目的ローン)は少額を借りて短期で返済するというより、まとまった大きめの金額を中長期で返済していきたい方に選ばれています。結論としては、審査の期間も1週間程度かかることから、急な出費で今すぐ借りたい人には不便な印象です。

銀行系カードローン

銀行系で使途を限定されないローンとなると、銀行系カードローンになります。

カードローンの取り扱いがある大手銀行
商品名実質年率
新生銀行カードローンレイク4.5~18.0%
オリックス銀行カードローン1.7~17.8%
じぶん銀行「じぶんローン」3.9~17.5%
三菱東京UFJ銀行カードローン
「バンクイック」
4.6~14.6%
三井住友銀行カードローン4.0~14.5%
みずほ銀行カードローン4.0~14.0%
イオン銀行カードローン3.8~13.8%

驚くOL

金利の下限に目がいきがちですが、これが自分に適用されると思ってはいけません。

たとえば、「3.0%~17.8%」と下限の利率と上限利率に開きがあるような表記の場合、よほどのまとまった額を借入しない限りは上限いっぱいの17.8%という利率を適用されます。

Mr.カードローンの下限金利1.9%は限られた人だけのもの?

住信SBIネット銀行の「Mr.カードローン」で下限の利率1.9%という数字が話題になりますが、はじめに言っておくと適用されるハードルはかなり高めです(というかムリ)。まず、初回審査でプレミアムコースに分類される必要があります。

このコース分けは自身で選択することはできません。多くの人はスタンダードコースへ振り分けされます。さらに以下の条件を満たす必要があります。

  1. 借入額が900万円超~
  2. 住信SBIネット銀行の住宅ローン残高があること
  3. SBI証券口座保有登録済であること

「Mr.カードローン」の1.9%という超低金利は限られた人のためのものなんだなあという印象を持ちました。申し込んでからがっかりしないためにも、しっかりとその辺りのカラクリは理解しておきましょう。

こうしてみると、主要な銀行系カードローンの年率は実質4.0%~14.5%といったところでしょうか。消費者金融の年利がだいたい18.0%ですから、多くが14.5%台に収まる銀行のキャッシングは消費者金融と比較して金利面で魅力的です。

加えて、銀行法での貸付なので総量規制にひっかかることもありません。人によっては消費者金融よりも多く借りることができます。過去記事もあわせてお読みいただけると理解が深まります。

アコムやプロミスなどの消費者金融でいくらまで借りられるか?|借りたい人のための総量規制の話

それでは再び、10万円借りて翌日払いした場合を試算してみることにしましょう。

三菱東京UFJ銀行のカードローン「バンクイック」で10万円借りて翌日返済したなら、払う利息は40円、新生銀行カードローン「レイク」で借りたなら、翌日払う利息は49円です。

やはり、使いみちを限定されない自由なお金というものは、銀行のフリーローン(多目的ローン)と比べてずいぶんと金利があがってしまいますね。

おすすめの銀行カードローンは?

多くの人におすすめできる低利の銀行系カードローンは、「イオン銀行カードローンBIG」です。記事を引用しておきます。

「イオン銀行カードローンBIG」は、上限金利が低くて万人におすすめできる銀行のカードローン
大規模ショッピングセンターのイオンモールはご存知ですよね。そのイオンモールで有名なイオングループには、イオン銀行という銀行子会社があるんです。そこで発行されているのが「イオン銀行カードローンBIG」です。

イオン銀行のローンカードは上限金利が低くて使いやすく、多くの人におすすめできる銀行カードローンです。業界では有名な銀行系カードローンなので、これを機会に詳しく調べてみました。

イオン銀行カードローンBIG

「イオン銀行カードローンBIG」なら、最大800万円までのお借り入れが可能です。
実質年率は「3.8%~13.8%」です。これは銀行カードローンのなかでも、きわめて低利なんです。しかも300万円までなら収入証明書は不要ですから面倒な手続きが苦手な方には嬉しいですよね。

「イオン銀行カードローンBIG」はこんなカード

  • 安心の低金利
  • 300万円まで収入証明書、原則不要
  • 資金の使い道は原則自由! 担保・保証人不要
  • コンビニ・銀行ATMはもちろんスマホからも。365日いつでも利用できます。

とても利用しやすい内容になっていますので、ぜひお申込みください。

参考リンク|「イオン銀行カードローンBIG」の詳細へ

引用|引越し費用が足りない人のためのカードローンの選び方

消費者金融

銀行のローンには銀行法が適用されますが、消費者金融というのは貸金業者に分類されるので、適用される法律は貸金業法となります。つまり、総量規制の対象となるため、借入残高が年収の1/3を超える場合は新規の借り入れができなくなります。

消費者金融
消費者金融名実質年率特徴
モビット3.0~18.0%WEB完結で、電話連絡なし
プロミス4.5~17.8%審査~融資までが早い! しかも30日間無利息キャッシング
アイフル4.5~18.0%
アコム3.0~18.0%消費者金融の最大手! 30日間無利息キャッシング
ノーローン4.9~18.0%1週間無利息キャッシング

貸金業法の上限金利は15~20%で、借入金額によって上限金利が決められています。現状、どの業者を選んでも、金利面ではほとんど差はないようです。

  • 上限金利20%(借入金額10万円未満)
  • 上限金利18%(借入金額10万円以上~100万円未満)
  • 上限金利15%(借入金額100万円以上)

消費者金融で10万円借りて翌日返済すると、支払う利息は49円です。ひと昔前の銀行系クレジットカードが年率29.2%とっていたころから考えると利息はかなり安くなっています。

リラックス

今すぐお金を借りるなら、結局どのローンを借りるのが賢いか

生活費が足りなくて今すぐ10万円借りたい場合、どこを選ぶか悩みますが、1か月以内に完済するなら、「アコム」や「プロミス」「レイク」といった無利息期間のあるローンが最もお得な選択です。

1か月以上返済が伸びそうであれば「イオン銀行カードローンBIG」のような銀行のローンカードが賢い選択といえるでしょう。上限13.8%の金利適用で10万円を1か月借りた場合でも利息は1,150円程度ですから、消費者金融で同様の条件で借りた場合と比較して250円ほど利息が安くなります。

審査が若干厳しいことを考慮しても十分検討する価値はあります。

参考リンクイオン銀行カードローンBIGの詳細へ

金利だけをみるなら、1か月借りても支払う利息が数百円程度におさまる銀行の無担保ローンが一番有利なのはたしかです。しかしながら、使用用途はある程度限られてしまいますし(生活費の補てんには使えない)、初回審査は1週間以上かかるので急な出費には対応できません。

そこで、審査時間が短く、面倒な手続きもない、それでいて即日融資も可能な消費者金融は、今すぐお金が必要な時にとても頼りになります。金利は18%と高めで、10万円を1か月借りた場合の利息は1,528円となりますが、手間が省ける点や融資のスピードでみると消費者金融はもっとも使い勝手がよいのです。

新芽と街並み

当サイトでは、今すぐお金を借りる方向けに業界最大手で安心の三菱UFJフィナンシャルグループのアコムと、同じく大手で審査から融資までのスピードに圧倒的な強みのあるSMBCコンシューマーファイナンスのプロミスをおすすめしています。

最大手の安心感で選ぶなら「アコム」 スピード重視で選ぶなら「プロミス」

急なキャッシングに消費者金融はとても便利です。短期で自由なお金を借りるにはこれほど都合のよいところはないという印象です。しかしながら、金利は高めなので余裕を持って早めの返済を心がけてください。事前に返済期間が長くなることがわかっているなら、銀行の無担保ローンを選ぶのが賢明です。